セントローラー(CENTROLLER)

近年の、電気炉における製鋼技術の進歩と大型化にともない、熱間の補修作業の能率化と省力化が強く要望されております。
弊社は、炉材吹付機の開発以来、各種の炉向けに、補修用の省力化装置を開発して参りました。
このASM炉修機は、その永年の経験と高い技術をベースに、炉材吹付機と自動炉修機とを組合せて、電気炉操作の工程間における短い時間に、遠隔 操作で安全かつ容易に運転できる、熱間炉内の自動補修機を開発しました。

セントローラ電気炉補修機の特徴

自動炉修機(セントローラ)本体部


炉内補修中の先端ノズル部

1.炉の中心でノズルが回転するため、全周にわたり均一な吹付けが可能となり、従来、吹付けが困難であった作業口周辺内側の吹付補修が容易に、そして完全になります。

2.出綱時前後の作業のピーク時の補修に高温、重労働の吹付作業が一人の作業員の無線ペンダントのスイッチ操作のみで容易に行えます。
無線ペンダントはノズル操作の他に吹付機のON-OFFと添加水量の増-減も一緒に行い、吹付作業の全てをカバーします。

3.待機場所から炉の中心までの移動は無線操作で全自動で行います。

4.ノズルを回転させながら上下させる補修方法と共に、補修箇所に対してノズルを上下左右させる局所のみの吹付ができます。

5.全周にわたり同一条件での吹付が出来るため、炉の形状が適正となるため、溶解時の電力原単価が低減します。
設備構成図

設備構成
1自動炉修装置(セントローラ)7ノズルパイプ
2炉材吹付機(ロテクター)8先端ノズル
3切替機9自動ライン材料ホース
4ポンプユニット10手吹ライン材料ホース
5制御盤11吹付機吐出口材料ホース
6手吹き用ハンドル付混合体